新しい家族を養子縁組で迎えて

新米主夫のおやじによる養子縁組家族子育てブログ

はじめての問い合わせ

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新年明けましておめでとうございます。

 

年末に始めた当ブログ。

最初にも書きましたが、今年養子縁組で新しい家族が増える可能性が出てきました。

可能性と書きましたが、まだ支援団体が児相に推薦状をあげてくれる段階です。

僕らはまだ、僕たちの家族になってくれる子供とはまだ面会してません。

まだまだ漸くスタートラインに乗れるかどうかという状態。

実は前回、直前で失敗迄してるのでここまでくるのは本当に長い道のりでした。

 

そんな長い道のりの最初の一歩目は直接まず、養子縁組を支援てくれてる団体に直接電話で問い合わせるところからでした。

 

僕は仕事の昼休み中に団体に電話しました。

 

「なるほど…赤ちゃんですか…失礼ですがご年齢から考えますと、それは難しいかと」

 

は?僕の年齢では赤ちゃんは難しい?

奥さんから養子縁組の話を聞いた時から、ひよこクラブになってた僕の頭に、

勢いよく冷や水を浴びせてきました。

 

でも、支援団体の容赦ない現実マウントは仕方ありません。

問い合わせた僕は40歳後半の間もなく50歳に差し掛かろうとする年齢。

 

僕はもはや、頭の中をヒヨコではなくフライドチキンで一杯にするカーネルサンダースおじさんであることを認識せざるを得ませんでした。

 

因みにカーネルサンダースのおじさんは、色々起業して失敗しそれでも起業して、地域でも有名なカフェを作ったんですが火事で無くしてしまったものの65歳の時一念発起してお店でチキンのレシピを世に広め、世界中にKFC王国を築いたんだそうです。

 

ただ僕は老齢でケンタッキーのレシピを世に広めたサンダースおじさんのような才能はなく、ただ家族が欲しいと当たり前な夢しか持てないちっぽけな男。

僕の年齢はもう既に子育ては終わって、人生の総仕上げに向かっていくお年頃なのに今から子育てなんて…

 

遅い。周回遅れ過ぎる…

 

僕は、支援団体に電話して落ち込んですぐ電話切ってしまった旨を奥さんに伝えました。

 

「当たり前じゃない!あたし達の年齢で赤ちゃん貰ったら、逆に心配よ。逆に赤ちゃん可哀そうよ。」

 

「え?最初から大きい子供の親になる気だったの?」

 

「逆に聞くけど、大学卒業するまで子供を養っていかなきゃいけないのイメージ出来てる?20年以上子供を養っていかなきゃいけないの。でもそれでも子供育てたいんでしょ?」

 

奥さんの方が僕よりも遥かに現実を受け止めてました。

確かに僕たちには子供を育てるのはタイムリミットが大幅に過ぎている。

でもそれでも、僕らは子供を育てたい。その気持ちに変わりない。

 

「赤ちゃんじゃなくても親が欲しい子供がいるの。そんな子供たちの親になるの」

 

僕は彼女の言葉に頷きました。

 

「でも、出来れば就学前の小さい子供の方が嬉しいけど」

 

僕に厳しい現実をつきつけながらも、彼女はわずかな期待だけは持とうとしてました。

確かに現実を受け入れても、わずかな期待があったからカーネルサンダースのおじさんは、世界にあの神々しいレシピを広める事ができたんだ。

ありがとうケンタッキー・フライド・チキン…

 

現実に落ち込んでる気持ちなんかカラッと揚げて、わすかな期待を胸に動き出さないと何も変わらない。

 

僕は次の日、もう一度支援団体に連絡しました。

 

「分かりました。一度ご夫婦でこちらにお越しください」

 

昼休み電話を切った後、僕はお腹を満たす為、サンダースおじさんを探しました。